Lilibet148のブログ

人間関係、持って生まれた気質、適性のある仕事、日々色んな事に悩み、心を整理する為に書いています。

嫌がらせ

もう数年前のことになる。
一回り以上年下の派遣社員に嫌がらせを受けた事がある。

異動してすぐに大量の仕事を押し付けられ、しかもシステムエラー等の問題も多数起きていた。
誰もフォローしてくれなかった上に、残業していることを問題視されていた。

そんな私に一回りも下の派遣社員は嫌がらせをしてきた。上司に言われてヘルプに来たものの助ける振りをして、言う事を聞かなかったり、圧のある物言いをするなどである。
何だこいつ、と思っていたら、その様子に気が付いた上司が派遣社員を𠮟った模様。
なのにそいつは反省するどころか、人がチクった思い込み、更に嫌がらせをしてきた。

再度、係長に𠮟られ、彼女のレベルではこなせない仕事を無茶ぶりをされて、助けを求められたので、助けてやった。
無茶ぶりと言っても、Excelを使って請求書作成する、と言うごくごく単純なものだった。
やつはそれすら出来なかった。何故ならそいつは事務仕事が初めてだったからだ。
いくら未経験者でも20代も半ば。いくらでも家で勉強出来ただろうに。

他のソフトもほとんどまともに使えず、経理の基礎的な事も知らなかった。

そんなやつが何故そうなったか。

「噂」である。
係長が契約社員の私よりも派遣の方が覚えが早い、と噂を流したからだ。それを耳にし、調子に乗ったのであろう。
仕事量も内容も全然違うから、業務内容を理解している人なら、そんな評価は
信じなかっただろう。

しかし50名近くの人が働くフロアでその部署の人間は4名だけ。
他の人は仕事内容など知らない。そう言う話を聞けば、そうなのだと思い込むのだろう。

何故係長がそんな事をしたのかと言うと、上司による恐怖政治のもと、人員確保の為だったと思う。その手段には腹が立つけど、仕方が無かったのだろう。そしてまさか派遣社員がそんな愚行に出るとも思っていなかったんだろう。

後日人から、その派遣社員が私の事を馬鹿しまくった舐めた発言をしていた、と聞いた。

私もただ黙ったいたのではない。
あまりに業務内容とフォロー体制がなっていない中で必死だったが、ムカついた時はやり返したりしていた。
それでも質問された事には必ず答えてあげていたし、困っていたら助けてあげた。
やらなければ良かった。今になって後悔している。

その後数ヶ月経ち、派遣社員はどうやら真相を知ったらしく、ものすごくへりくだり、下手に出てくるようになった。
そして別の人間を悪者に仕立てて、怒りの方向をそっちに向けようとしたり、若く見えますね、などとあからさまなご機嫌取りをしてきた。
私が無反応だったので、弁解は不可能と考えたのか最終的にはまた人のミスを指摘し、私は悪くない、と言う姿勢をとっていた。

どこまでバカなんだろう。
そんなみっともない真似をするくらいなら最初からやらなければ良いのに。

間違った時は真摯に受け止め、謝罪するべきなんじゃないだろうか。

私はこれが正当な評価だと思っていなかったから、いずれ真相が明らかになるだろう思っていた。
でも、もし私が本当に「劣った人」だったら・・・?
そう言う人間だったら、こう言う目に遭っても仕方が無いんだろうか。

そう思うとぞっとする。

 

他人と比較されて自分の方が「出来る」と分かると嬉しくなる気持ちも分かる。

ちょっと「ふふん」と思う気持ち。

それは私も若い頃あったなぁ。でもそれは自分の事がよく分からないからだ。

自分の良さがどこにあるか分からない。だから他人の評価に一喜一憂するのだ。

年を重ね、経験を積み、自分というものが確立されていき、人の能力は人それぞれだと言う事に気が付く。

でもなー。私、自分が迷惑かけられてる訳でも無いのに、困っている人を見て意地悪するような事はなかったかなー。

まぁ、まだ20代半ばなんてそんなものなのかもしれないな。

「弱い人」に対する態度でその人の本性が分かるなぁ、と言うお話。